日本のMMA業界は深刻な状況を迎えている。なんとかしたい。
巷ではアンダーグランドカルチャーが増え、その中でサブカルチャーが埋もれてしまっている。

せっかくサブカルチャーを意識したイベントが有っても、メジャーカルチャーがあまりにも衰退し過ぎている為だ。

PRIDE無きあと、日本のMMA界のスキャンダルはネットを通じて全世界に広がった。そしてコアなファンは世界のスタンダードな情報をネットを通じて手に入れ、これまでの???が解決されて来ているのだ。

現在世界規模でMMAはビッグビジネス、メジャースポーツとなっている。UFCを筆頭にね。この流れはもはや本物である。なのに、日本は置いて行かれている感じだ。

10年前から警笛を鳴らして来た私は、今の現状を見渡してみて、とても今の自分の力ではどうすることも出来ない無力さから歯がゆい毎日だ。

最近は様々な方面から、格闘家の悩みを聞く、プロからアマチュアまでだ。10年前は私が一人で吠えていたが、今では沢山苦労をしたファイターが溢れている。

環境が人を育てる。これは間違いない。しかし、今の日本のMMA界に本当に食える環境は乏しい。企業や個人がファイター達の立場にたってもっと理解をして応援して貰う為には、ファイター達が社会に与える良き影響をPRして行くほかにないと思う。

ようは社会的に格闘家が何が出来るのか?だ。プロの世界はエンターテイメント社会である。そのエンターテイメントの世界は企業や個人の応援有ってのものである。

今のような経済不安定な時代に、そのエンターテイメントはなんの役にたつのか?このことを念頭にこれからのエンターテイメント社会は求められるのだと思う。

ならば、他のエンターテイメントに比べて大義の部分が遅れている格闘技を発展させる為には、今こそ格闘家がMMAが何を社会に与えられるかをみんなで一緒に考えて歩んで行くしかない。

大晦日のダイナマイトも良いけど、日本のMMA界をみんなで考えよう。