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先日PFC.13で見事初代ヘビー級王者となったBIFのズールaka殺人トトロ選手が私の店にベルト持参で顔を出してくれた。

その時、3年前の“やれんのか!2013”PODvsBIF5vs5マッチが行われた試合を改めて映像で見た。試合は前半の3試合をリードしたPODが勝利したが、その時の副将にズール、大勝に銀次が次の試合に控えており、ズールがPFC.13同様の寝技葬でPOD小野から勝利。チームは負けたが、ズールが奮起し、大将戦の銀次に繋ぐと云う展開となった。

その大将戦もPFC.13同様、銀次vsネッツ安藤(POD)であった。

互いにハートむき出しの熱戦だったが、最後は銀次のTKOで決着した。その時の試合後のマイクアピールで、銀次はチームにハッパを掛けた、最近色々緩んでて格闘技の試合にも熱が入って居なかったチームにもっと昔見たいに怖がらずどんどん攻めて行こうと、どうだズール、どうだKENTAみんなどうだいってな感じでチームにハッパを掛けていた。

そして、気合いを入れたズール。

そして、銀次は言った手前、自分がチームの先頭で見本を見せねばと、一段、一段、王者への階段を上った。

銀次の王者までの道のりはけっして楽な道のりではなかった。試合はほぼ全て接戦。強敵達と接戦の試合でチャンピオンシップまで漕ぎ着けたのである。

そして王者となり。彼は地下格闘技から地上へ這い上がったのである。

奇しくも3年前と同じ、メインに銀次、セミにズール、そして、他のBIFの選手達がその下で奮起。

4人出場して、洋平引き分け(イイ試合)、JUN激勝、そしてズーのタイトルマッチ、銀次の防衛戦&引退試合。

銀次は常々私に言っていた若い連中がエネルギーを他で発散するんじゃなくて、格闘技に向けてガス抜きをさせたい。だから、俺が率先して背中で見せるんだと。。

3年前と同じようなシチュエーションだが、三年前と明らかに違うのが、BIFがただの喧嘩屋、地下格闘家集団から、本物の格闘家に転身していた事だった。それぞれの選手達の指揮が上がり、練習し、強く成った。

そして、今度は立派な格闘家として、皆凛々しくリングに立っていた!!

ズール勝った!!そして、銀次に次ぐ、今度はPFCのヘビー級チャンピオンに!!

銀次もズールも立派に戦い、本物のファイターへ転身していった。

なんとも感慨深い結果ではないか!?

3年前銀次が放った言葉は、今現在チームに意味深く、奮起するきっかけとなった事は間違いない。

そして、そのことを誰よりも、プレッシャーとして、頑張って来たのはBIFのチームリーダー銀次であった。

逃げない。誰とでも戦う。この姿勢が、チームに勇気を与え、今回の激勝に繋がったのである。

あんだけ苦手だった寝技を、寝技の攻防に自分からも率先して行き、そして彼は寝技で勝った!!

殴り合いが好きで、殴り合いだけが好きだった銀次が寝技も磨き寝技で勝った!!

ルールの事も、細かくとやかく言わない。誰とでも言われた相手と戦う。その姿勢はこれから先ののPFCで戦って行くファイター達にも見習って貰いたい姿勢である。

人は変われるのである。

銀次は安藤に勝った。そして初防衛に成功し、有終の美を飾った。この三年間、彼の人生にとってどんな年だっただろうか?凝縮した格闘技ライフだったのではないだろうか?

彼は間違いなくチームに火を付け、そしてPFCの他のファイター達にも刺激を与えた。

そして、今回ズールaka殺人トトロが新たな王者となってPFCをチームを牽引して行くのである。

ズールと店で3年前の映像を観たり、PFC.13での激闘を観たりしながら、意味深い、感慨深いこの出来事を振り返ってみた。

人は変われるのである。

格闘技を通じて、誰でも人生を楽しく、豊かに、カッコ良く変われるのである。

今後のBIFの更なる盛り上がりを期待している、発展を祈念して。。。
PODvsBIF あれから・・・。

ドンッ